2006.06.30

5月に見た映画

…ゼロ。5月は映画を映画館で1本も観ていないのです。ていうか、6月もゼロなんですけどね。土・日が、ず~っとず~っとバタバタしておりまして、時間を作れませんでして。ま、引っ越しとか諸々あったからなんですけど、どうでも良いハナシでしたね。最近は、45インチのフルスペックハイビジョン対応AQUOSを導入して、ヒッチコック劇場の後味の良い(悪い?)ハナシなんぞを堪能しております。

ま、7月からは、映画館にも通いますぞ。フジロックもありますし、遊びますぞ。ほな!

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2005.02.14

本の雑誌 3月号

hon3

あさのあつこ「バッテリー」を読まなければなぁ。最終巻が発売になったので、いいチャンスだと思って全巻揃えたのだけど、他にも読んでいる本があってなかなか手を付けられていない。「新刊めったくたガイド」では、北上次郎が最終巻について書いている。とりあえず読んでいない今では「う~ん、そうなのか」としか言いようがないが、「バッテリー」は近年の「事件」であるとのお墨付きだ。他、「新刊めったくたガイド」で気になったのは、トマス・M・ディッシュ「アジアの岸辺」。これ、知人からも勧められているんだよなぁ。新聞の書評(昨日の読売新聞で川上弘美が書いていた)でも取り上げられていたようだけど、でも、他にも読みたい本があるし…。「地方・小出版よろず案内」で紹介されていた萩尾俊章「泡盛の文化誌 沖縄の酒をめぐる歴史と民俗」も面白そう。…嗚呼。

何っつうても痛快だったのは、豊崎由美のコラム。本多孝好「真夜中の五分前」に対してのお怒り具合が、読んでいて痛快だ。本多孝好はずいぶん前に読んだことがあるんだけど、「真夜中の五分前」は未読。なので、何とも判断できないけれど、ここまで痛快に批判されると、逆に読みたくなってきたりもする。薄い本なのに2冊に分かれているので、書店で見かけた時に、確かに「え?」と思ったのは事実。

今月号は、特集(活字のトリビア大集合!)だけでなく、いろいろと「へぇ~」が詰まっている。例えば、「自在眼鏡」に載っていたスティーブン・キングのハナシ。ある作品を全世界的に自ら重版禁止にしたというハナシを読んで、思わず「へぇ~」と言いたくなってしまった。やっぱり「本の雑誌」は面白い!

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2005.02.13

広告批評 2/3月号

koukoku

特集内容に惹かれて、「広告批評」を買った。毎月のように買っていたのは、淀川長治の連載があった頃なので、ずいぶん久しぶりだ。表紙は蛍光オレンジと蛍光グリーンの2パターン。どちらも日の丸をイメージしたデザインで、特集は「日本国憲法第9条」だ。タイトルを見ただけで、拍手を送りたくなる。やるね、広告批評。お見事!

Q1 日本国憲法の第9条を改定することについて、賛否とその理由についてお聞かせください。
Q2 改憲問題のほかにも、温暖化問題や教育問題なども大きなテーマになっていますが、それらを含めて、この国のあり方や方向などについて、お考えがあればお聞かせください。

興味深かったのは、この2つの質問に対する68人の著名人による回答。Q1に対しては圧倒的に「NO」の声が多いのだけど、その理由の根っこはみんな同じところにある。私自身も、第9条の理想は素敵だと思う。で、「YES」と答えていた人も含め、それぞれが「なるほどぉ」と思える回答を用意していて、自分の勉強不足を改めて痛感するわけだけど、そんな中、印象に残ったのは森達也の回答だ。一部を抜粋すると、こんな風に答えている。

9条改定に賛成かと問われれば、言うまでもなく否だ。そのレベルじゃない。必要なんだ。子供たちのために。どうしてこんな簡単なことがわからないのだろう。

シンプルで分かりやすい。ホント、どうしてこんな簡単なことが分からないだろう、と思ってしまう。憲法9条については「理想」と「現実」という問題で議論されることが多いように感じるけど、そもそもその「現実」が、解釈のごまかしから生まれてきたもののようにも見えるので、改憲のハナシを聞くと、何だかダマされている気分がしてしまう。言葉と憲法についての関係は、この特集の中に載っている、池澤夏樹大塚英志高橋源一郎の3人による対談「言葉の問題としての憲法9条」を読むと、よ~くわかる。勉強しないと。

憲法9条についてのドキュメンタリー(3月にフジテレビで放送予定)を撮った是枝裕和のインタビューも載っていた。森達也と姜尚中による共著「戦争の世紀を超えて」の中で、戦争の被害意識と加害意識についてのハナシが載っていたけれど、是枝裕和も同じようなことを言っていたのが印象的だ。戦争の記憶について、被害意識は残るけど、加害意識は残らない、というハナシ。今回のドキュメンタリーでも大きなテーマになっているようなので、注目してみよう。

女子高生が書いた「ギャル文字9条」は、たった14行の短い文章なのに、読むのに時間がかかったなぁ。まるで暗号文。でもね、いわゆる知識人だけでなく、いろんな人がいろんなレベルで第9条について考えるのは、ものすごく大切なことだと思うんだなぁ。と考えると、そういうところからの声もちゃんとすくい上げている「広告批評」はエライと思うのだ。

ま、私自身、憲法については、あんまり掘り下げて考えたことがないので、これを機会に、ちょっと勉強をしてみようと考えている。

戦争の世紀を超えて
森達也著・姜尚中著

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2005.02.09

新潮 3月号

shincho3

昨日、幾つか目当てがあって、夕食がてら八重洲ブックセンターに足を運んだ。「Coyote(コヨーテ)」最新号はまだなかったけれど、村上春樹&佐々木マキの「ふしぎな図書館」は既に並んでいたので、さっそく購入。ケースから取り出すと表紙が柔らかい。ぷよぷよ。なかなか素敵な装丁だ。ちょっと時間があったので、文芸誌コーナーをのぞいてみたら、「新潮」3月号に目が止まった。表紙に「村上春樹」という文字を見付けたから。「偶然の旅人(連作 東京奇譚集1)」と書かれているが、どうやら短編小説が載っているらしい。私のイチバン好きな短編集「神の子どもたちはみな踊る」の初出も「新潮」だったことを思い出し、久しぶりにこの雑誌を購入した。で、最初の1行目を読んで、おやっと思った。というのも、これまでにない意表を突く出だしだったから。う~ん、読むのが楽しみだ。

神の子どもたちはみな踊る
村上春樹著
ふしぎな図書館
村上春樹著・佐々木マキ絵

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2005.01.28

暮しの手帖 第4世紀14号

kurasi

映画「父と暮せば」の黒木和雄が寄稿しているというハナシを聞いたので、ずいぶん久しぶりに「暮しの手帖」を手にとってみた。何だか雰囲気が変わったなぁ…と思ってパラパラめくってみると、どうやらこの号から編集長が変わったようだ。新編集長が自ら書いている「編集者の手帖」というコラムに目がとまった。

昨年は、集中豪雨、台風、地震と、自然の恐ろしさを、いやというほど味わわされた年でした。今年は終戦後60年となります。多くの人たちの命が奪われる戦争ほど無益なことはありません。自然災害とはちがい、戦争は、人の力で防いでゆくことも可能なはずです。

全く同感。でも、なくならない現実。「今年1年は、平和について考える記事を掲載していく予定です」と、書いているけれど、戦後60年という節目の年だからこそ、拍手を送りたい。こういう姿勢で作られる雑誌は素直にエライと思う。で、「平和について考える記事」の第1弾が黒木和雄による寄稿というわけだ。

ここでは内容については触れないが、黒木和雄の映画作りの原点にある「死への恐怖」がひしひしと伝わってくる文章だ。平和について改めて考えるべき年に、雰囲気として蔓延しつつあるイヤ~な空気。そして、危機感。「原爆は戦後五十九年間、この日本に落ちつづけたと思われてなりません」と、黒木和雄は言うのだが、次のような言葉が、過去形であるところに重みを感じずにはいられない。

核兵器の使用だけは、人類が人類に対して絶対に許容してはいけない暴力であった

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2004.12.22

Arne(アルネ)⑩

arne「Arne」は普段はスルーの雑誌なんだけど、ブックファースト(渋谷店)の文芸コーナーに並んでいたので、パラパラめくってみたら、大橋歩による村上春樹の自宅訪問記が載っていた。写真たっぷりで、10ページも…。というわけで、ご購入。本棚が写っている写真で、ちらっと見える背表紙をながめているだけでも、何だか楽しくなってくる。にしても、村上春樹は、本もレコードもキレイに整頓しているなぁ。それに引き替え私は…。う~ん、猛烈に反省。

ところで、Arneの表紙には、村上春樹の「む」の字も載っていない。編集後記を読んでみて納得。村上春樹と、そーっと紹介するという約束をしたのだそうだ。そういうハナシもあるね

●来月発売予定の村上春樹の新刊

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2004.12.17

coyote(コヨーテ)No.3

コヨーテ No.3(2005january)


出版社 スイッチ・パブリッシング
発売日 2004.12.03
価格  ¥ 1,000(¥ 952)
ISBN  4884181344

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目の前にニンジンをぶら下げて走り続ける馬のように、目の前に魅力的な予告があると、それだけで走り続けることができる。なんちゅうたとえなのか自分でもよく分からないけれど、私は予告に弱い。映画の予告編、雑誌の次号予告、新刊案内、新譜情報などなど。

「coyote(コヨーテ)」の第3号、真っ先に目に止まったのは次号予告。179ページの大きなモノクロ写真に3人の男が写っているのだが、イチバン奥に見えるのはJACK JOHNSON(ジャック・ジョンソン)。今年のフジロック2日目、フィールド・オブ・ヘブンのトリ。BEN HARPER(ベン・ハーパー)が飛び入り参加した最後の曲(BOB MARLEYの「High Tide or Low Tide」という曲)が、いまだに頭の中で流れることがある。とにかく、いい曲なのだが、2005年2月7日発売予定の「coyote」第4号の特集は「神様の7つ道具」。これだけじゃ分からないと思うけど、ようはハワイ特集なのだそうだ。真冬に読むハワイ特集、はたしてどんな感じがするのだろう? 楽しみだ。

さて、肝心の第3号。表紙の真ん中に「山口智子さん、日本人の叡智を探す海洋の旅に出かけませんか。」と書かれているけれど、ようは山口智子をフィーチャーした舟の特集。渋いっ。「coyote」は、ものすごくいい雑誌だと思うんだけど、徹底した特集主義なので、特集のテーマに引っかからないと、なかなか手を取るきっかけがなかったりする。前回の星野道夫特集号に比べると、今回は興味の接点があまりなく、買おうかどうか正直なところ迷っていた。けど、創刊号、第2号と買っているので、取りあえずはコンプリートしておきたい。次号のハワイ特集号は恐らく買うことになるので、第3号だけ欠けているのも何だか気持ち悪い。そう思って、結局、買ったのだが、140ページにある藤原新也の見開き写真がスバラシイ。

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ユリイカ 12月臨時増刊号

ユリイカ 第36巻第14号12月臨時増刊号 総特集多和田葉子


出版社 青土社
発売日 2004.12
価格  ¥ 1,800(¥ 1,714)
ISBN  4791701283

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毎日のように書店に足を運び、文芸書のコーナーをグルリと回る。途中、多和田葉子の棚をのぞくが、昨日も新刊は入っていなかった。予定は未定。そのうち棚に並ぶだろう。…と、ワクワクドキドキしながら、書店に通うのも、また楽しいものである。

あなたは飛行機でうとうと眠りながら、そんなはずはないのに機体を外側から見ている自分に驚いていた。

「ユリイカ」12月臨時増刊号の冒頭に載っていたのが、こんな出だしで始まる短編小説「非道の大陸」。主人公が2人称の「あなた」で、しかも旅物語ときたら、イヤでも「容疑者の夜行列車」を思い出す。「ユリイカ」12月臨時増刊号は、多和田葉子の特集号。「ユリイカ」の版元は青土社で、そういえば「容疑者の夜行列車」の版元も青土社。う~ん、たまらないよなぁ。こういう小説をずっと読んでいたい。

この増刊号に、多和田葉子が小学校1年生の時に書いた「おかあさん」という作文が載っている。読んで、ビックリした。ハッとした。なぜなら、「容疑者の夜行列車」の最終章の戦慄の原点が、この作文にあったから。

容疑者の夜行列車
多和田葉子著

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2004.12.15

AERA

aera
「ベルリン・フィルと子どもたち」をご覧になった方は、ピンと来たはず。私が、普段はノーチェックの「AERA」を思わず手にとったのは、表紙がサイモン・ラトル(ベルリン・フィル交響楽団の指揮者)だったから。


サイモン・ラトルに関する記事の中に、両親の馴れ初めについてのエピソードが載っていたけれど、これがなかなかいいハナシなのだ。う~ん、そういう両親の下、この人は生まれたのね。

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2004.11.14

本の雑誌 12月号

11月12日に送られてきたメルマガ「JMM[JapanMailMedia]」(編集長は村上龍)のタイトルは「暗殺の森」。11月2日にアムステルダム(オランダ)で起きた暗殺事件について書かれていた(暗殺か単なる殺人事件かについては定義の問題としつつ、筆者はその後の経緯を踏まえた上で「暗殺」という言葉がふさわしいとしている)。殺されたのはテオ・ヴァンゴッホという映画監督。私は全く知らない映画監督だが、21世紀にもなって堂々と「暗殺」が行われていることに、「世界は相変わらず病んでるなぁ」と思わずにいられなくなる(イスラエル関連のニュースでも時々「暗殺」という言葉が出てくるけれど…)。

「本の雑誌」最新号のコラム記事「辞典読者の誘惑」の中で、「辞典・事典をモノを調べるときにしか使わないのはもったいない。ぜひ日常の読書のなかに辞書を取り込んでいこう」と前置きをした上で、さまざまなジ典(辞典・事典)を紹介しているが、そのトップバッターが青土社の「暗殺の事典」。古今東西、暗殺された人、暗殺されかかった人、300人が紹介されている人名辞典だそうだが、JMMのメルマガを見た直後だけに、ちょっと気になる1冊だ。

池上冬樹の連載コラム「ヒーローたちの荒野」で、久しぶりに佐藤正午の名前を見た。そういえば、最近、チェックしてなかったなぁと思い、bk1をのぞいてみると、やっぱり新刊はしばらく出ていないらしい。でも、このコラムを読んだら、無性に佐藤正午の小説を読みたくなってきた。伊坂幸太郎や吉田修一を引き合いに出しつつ、「いや巧さといったら、やはり群をぬいているのが佐藤正午だろう」というのである。かつて「Y」とか「ジャンプ」を読んだことがあるけれど、やっぱ面白かったもんな。しかし、このコラムで紹介されているのは「カップルズ」

コラムの「自在眼鏡」に、ワクワクする記事が1つ。ちくま学芸文庫の新刊「ドーキンスvs.グールド」の背の番号は「ウ-13-1」なのだそうだが、ちくま学芸文庫にはもう1冊、「ウ-13-1」の本があるそうだ。結局、片方が間違いなのだそうだけど、このコラムを読んでいると、背の番号が実に奥深いことを知る。本好きなら、こんなエピソードを楽しく読めるのでは?

最後にもう1つ。編集後記で、幻冬社を辞めて新たに出版社を作った人の話が載っていた。39歳のこの人は、書籍編集者として年平均約6億円もの売り上げを15年間も継続しているそうだ(最高時には10億円!)。ビックリ。中央公論新社ができた時には「売り上げ1人1億円」という目標があったらしいけど、出版社に勤めている人だったら、この数字、いかにスゴイのかが分かるハズ。

Y(ハルキ文庫)
佐藤正午著
ジャンプ(光文社文庫)
佐藤正午著
カップルズ
佐藤正午著
暗殺の事典
カール・シファキス著・関口篤訳

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