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2004.09.22

あの夏、いちばん静かな海

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あの夏、いちばん静かな海@DVD(9月17日)

監督:北野武
主演:真木蔵人/大島弘子

久しぶりの“たけし映画”。何度、見ただろう? …と自分でも分からないくらい好きな作品。VHSビデオで持っているのに、DVDで買ってしまったほど(にしても、DVDに慣れてしまうと、ビデオで見るのがなんだか面倒なんだよなぁ)。

客観的に聞く湘南弁(~じゃん)に妙な懐かしさを感じたのが今回の発見。京都で過ごした学生時代、友人に「~じゃん」という言葉が気になるといわれたことがあるけれど、その気持ちが少しだけ分かったような気がする。確かに、耳に付くかもしれない。けど、いいじゃん。

主人公の2人(真木蔵人が演ずる茂と大島弘子が演ずる貴子)は聾唖。しかし、2人が聾唖であると感じさせるようなシーンはほとんどないのが良い。この手の映画にありがちな、手話の多用などはほとんどナシ。あくまでも寡黙。黙して語らず。加えて、恋愛映画であるにもかかわらず、分かりやすい感情表現もない。例えば、2人が黙って見つめ合うような分かりやすいシーンは皆無。すべてが静かで淡々としているのである。そこがいい。

この映画には好きなシーンがたくさんある。例えば、仕事そっちのけでサーフィンばかりやっている茂が、海辺で清掃会社の上司に怒られるシーン。茂は、しゃべれないから、口応えも、言い訳もしない。上司に、引っ張られるようにして、仕事に戻る。うまいよなぁ、こういうシーンの撮り方が。こういうシーンでも、茂に対する上司の愛情がちゃんと感じられるんだから。

この夏に「ステップ・イン・トゥ・リキッド」というサーフィン映画を見て、さらに「エンドレス・サマー」やらジャック・ジョンソンが撮った映画やらを見て、つくづくサーフィンに言葉は必要ないんだなと思った次第。海があり、波があり、そしてサーフボードがあれば十分。茂も、そんなサーフィンの魅力にハマった1人なのだ。

う~ん、サーフィンをやりたい。

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